<1>97年・シーキングザパール
96年デイリー杯3歳Sで重賞初Vを決めると、翌年のシンザン記念、フラワーC、ニュージーランドT4歳Sを3連勝。NHKマイルCでは1番人気の支持を集めた。レースは、主戦の武豊騎手を背に、好位の外めから抜け出してG1初制覇。2番人気ブレーブレンダーを抑えた。
翌98年8月には、フランスのモーリスドゲスト賞を逃げ切って勝利。日本調教馬として初めて海外G1制覇を果たした。
<2>05年・ラインクラフト
05年桜花賞はシーザリオとの2強対決だったが、好位から抜け出し、ライバルの追い上げを頭差しのいでG1初制覇。次走にはオークスではなく、桜花賞と同じ距離のNHKマイルCを選択した。
福永騎手を背に、好位4番手からメンバー最速の上がりを繰り出し、1馬身4分の3差で完勝。変則2冠を達成した。
2着はデアリングハート。
<3>16年・メジャーエンブレム
15年阪神JFは1番人気に応えて2馬身差で快勝。翌年のクイーンCは逃げて5馬身差の圧勝を飾り、桜花賞では1番人気に支持されたが、自分の競馬ができず4着に敗れた。
雪辱を期したNHKマイルCでも1番人気。ルメール騎手に導かれてハナを切ると、ロードクエストの猛追を振り切って、G1・2勝目を決めた。