こんにちは。先週末はアメリカで「スポーツの中で最も偉大な2分間」とも言われるケンタッキーダービーが行われました。日本時間では日曜日の朝早くという時間でしたが、2頭へのたくさんの応援をいただき、ありがとうございました。
前日のケンタッキーオークスデーに出走したテーオーサンドニが2着(G2アリシーバS)と大健闘を見せてくれて、当日をとてもいい流れで迎えることができました。2頭とも日本馬の強さを証明してくれたのでは、と思います。
ただ、着差が着差だけに、チーム全員が本当に悔しい気持ちでいっぱいです。特にフォーエバーヤングとテーオーパスワードについては、スタートさえスムーズなら…、と思わずにいられません。ただ、これも競馬。だからこそ勝利は特別ですし、今回勝ったミスティックダンを素直にたたえたいと思います。
去年のケンタッキーダービーの後、私のコラムで近い将来、日本馬がアメリカ競馬の歴史を変える日がそれほど遠くないと感じ、お伝えしましたが、今回のレースでもあらためて確信しました。秋のブリーダーカップクラシックへ挑戦する日本馬たちに、新たな歴史をつくってほしいと願うばかりです。
日本馬に騎乗した坂井瑠星騎手と木村和士騎手は、どちらもすでに世界で活躍していますが、まだ若い彼らにとっては今後の糧となる素晴らしい経験になったと思います。彼らと日本馬のコンビで今後もアメリカ競馬を盛り上げてくれることを期待したいと思います。
戦いを終えた3頭は、今日、アメリカをたって日本に向かいます。日本でもまた熱いレースを見せてくれることを期待したいと思います。皆様も、今後とも応援をお願いします。(レースホースコーディネーター)