【会見全文】Legit初黒星も史上初シーズン連覇達成!/ROUND.13リポート

<D.LEAGUE 23-24SEASON ROUND.13>◇5月3日◇東京・東京ガーデンシアター

土壇場までいろんなことが発生する。Medical Concierge I‘moonが2位だったFULLCAST RAISERZを破り、今季初勝利を挙げた。バイクスタイルで「男のパワー」をエンジン全開で発揮した肉体派舞踏集団を、しなやかで美しくてどきどきする、「女性のエロス」で包み込んだ。今季一番、たくさんの涙が流れた瞬間、CyberAgent Legitの2連続シーズン優勝が決まった。RAISERZがスイープ勝利を収めない限り、今宵の優勝決定は揺るがなかった。そして6MATCHに登場した王者は、小道具に椅子を使い、寸分狂わぬ連係プレーを完成させたが、KOSÉ 8ROCKSの空中戦に敗れた。レギュラーシーズンでは昨季のROUND.5以来、今や黒星の方が驚いてしまう。メンバー9人とディレクターFISHBOY(38)が出席した優勝会見を完全掲載する。また、チャンピオンシップ(CS)へは、RAISERZと8ROCKS、Voluence INFINNITESが進出を決定。ROUND.14でKADOKAWA DREAMS、DYM MESSENGERSに対し、avex ROYALBRATSが逆転を狙う形で6チームが出そろうことになった。

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メンバーとFISHの言葉

史上初のシーズン連覇を達成したCyberAgent Legit。前列左から地獄、1ch、KAI→、B BOY SHOSEI、後列左からKANATO、ATO、TAKUMI、ena、AYUNA、FISHBOY

史上初のシーズン連覇を達成したCyberAgent Legit。前列左から地獄、1ch、KAI→、B BOY SHOSEI、後列左からKANATO、ATO、TAKUMI、ena、AYUNA、FISHBOY

D.LEAGUEの会見場は終演後のロビーの喧噪も聞こえてくる、東京ガーデンのエスカレーターの裏側にある。そう書くと、なんだか寂しい気がするが、23-24SEASONで4季目。世界でも類を見ないプロダンスリーグの志に賛同、支援する企業名が列挙されたスポンサーボードさえあれば、栄光のスポットになる。今季初めて I`moonのリーダーCHIKAが出席した勝利チーム代表者会見が終わると、Legitの10人が現れた。メンバー9人はリーグ最少。SPダンサーもFISHBOYが2回とCYPHERROUNDで1人起用しただけという、精鋭たちがリーグ初の連覇を達成した。その言葉やエピソードの1つ1つが興味深かった。

ROUND.13は少しのずれも許されない、椅子を使ったパフォーマンスを披露した ©D.LEAGUE 23-24

ROUND.13は少しのずれも許されない、椅子を使ったパフォーマンスを披露した ©D.LEAGUE 23-24

――22-23SEASONに続く連覇の気持ちを、リーダーとFISHBOYさんから聞かせてください。

TAKUMI(23) そうですね、もう本当に全チーム、全ダンサーさんすごいレベルの高い人が集まる中で、2年連続シーズン優勝できて本当に光栄です。シーズン前からずっとシーズン優勝とCS優勝はチームとしても目標に決めていたので、これで終わりじゃないんですけど、はい、ひとまずちょっとほっとしています。

FISHBOY まずは非常にうれしいです。最初のシーズン(20-21)僕らは最下位でした。そこから、連続シーズン優勝するとは、目指してはいましたが、予想はしていませんでした。夢の中にいるような気持ちです。

チームが勝つような空気になって2シーズン目なんですけど、本当にメンバーは勝っているからといって、調子に乗ることがなく、ずっとストイックなままなんです。

まだまだ良くならないか、意見をかわして練習する風景を見ているだけで、これからもっともっと強くなっていく感じです。悔しい思いをすることもあるんですけど、そう思っています。

――勝てるチームへの変化は感じていますか

FISHBOY シーズンごとにですね、僕らだけじゃなくて、環境が変わっていきました。最初の頃は無観客試合でした。コロナで仕方なかったのですが、非常に寂しい状態でした。現場に行くとやっぱり「私達は何を、何に向かって踊ってるんだろう」という感じで、疲労感だけがたまる状況でした。

22-23シーズンごろから、観客の皆さんを迎えるようになって、踊っていて、歓声が上がるのが、僕らの励みになりました。勝つことも大事なんですが、反応があるっていうことが自信になりました。

お客さんとコミュニケーションもできますし、誰に向かって、誰に対して、ダンスを投げているのか、目に見えてわかるようになった。その盛り上がりとともに、僕らの自信というか、感謝ですね。

チームの内側で言うと、信頼なのかなと。ほぼ同じメンバーで続いているんですが、、新しく入るメンバーも素晴らしく、話してると、本音が言い合えているかなあ。お互いを気遣って、正直に話し合えているのがすごい自信につながっているのかと思います。

誰でも、何でも勝てる

TAKUMI 4シーズン目なんですが、本当にいろんな状況を経験してきたからこそ、対応力を感じています。

どん底も経験しましたし、シーズン優勝も経験しましたし、あと1歩でCS優勝を逃しました。そういう経験をしたからこそ、意外と平常心で、戦いに向き合えるっていう、すごく自分としては、自信になってるかなと思います。

そして、今、FISHBOYさんが信頼っていうことを、おっしゃっていたんですけど、本当にこのシーズンになってから、特にすごく思うのが、だれがメインで、誰にスポットが当たっても、どの作品でも勝てる。やっぱり個々の力がすごくあって、自分も信頼して任せられるし、自分に回ってきたら、その信頼を守るために、頑張りたいし、みたいな。お互いの信頼関係もすごくメッセージに表れていて、そこが本当に自信につながったかなと思います。

他の追随を許さなかった「合わせ」のうまさはROUND.13でも発揮された

他の追随を許さなかった「合わせ」のうまさはROUND.13でも発揮された

――2季連続優勝の感想を、それぞれ聞かせてください

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